畳の気になるにおいの原因は?カビやシミの対処法もご紹介

畳の気になるにおいの原因は?カビやシミの対処法もご紹介

畳の気になるにおいの原因は?カビやシミの対処法もご紹介

畳のにおいは何のにおい?

田舎のおじいいちゃんの家や、比較的古い家に住んでいる友人の家に遊びにいった時などにその家の和室に入ってあまり嗅いだことのないような独特のにおいを感じたことはありませんか?和室は畳のにおいだけでなく、汚れが付いたりカビが繁殖してしまったりすることによってイヤな臭いを発生させてしまうことがあります。今回はそんななんとかしたい畳のにおいについて深掘りしたいと思います。

畳のにおいは畳に使われているい草のにおい

畳の独特のにおいは畳に使われる「い草」のにおいです。い草の香り成分は樹木や森林の香りと言われるフィトンチッドなど主に4種類あります。フィトンチッドは芳香剤や入浴剤などにも使われる馴染みのある香り成分です。そのため畳のかおりにも森林浴をしているようなリラックス効果があります。畳のにおいが好きだという方や、畳の部屋だとリラックスできるという方がいらっしゃるのは納得です。

近年は畳のにおいに馴染みがない人も多い

畳の部屋で育ってきた日本人にとって、畳のにおいも馴染みあるものだと思いますが、近年では都市部を中心に和室がない住宅が一般的になりつつあるため、若年層を中心に和室に馴染みのない人も増えています。そういった人にとっては、畳の独特なにおいが苦手だと感じることもあるようです。ただ畳に馴染みのない方でも、旅館に宿泊したり、古民家カフェに行ったり畳の上で過ごす機会はまだまだあるはずなので、気になる方は注意してみると良いと思います。

畳のにおいが気になるときは

先ほどいい香りと書きましたが、あくまでも主観ですので、中には不快に感じられる方もいらっしゃると思います。畳の質感や雰囲気は好きだけど、においは・・・と思われる方のために、い草のにおいについてさらに深掘りしたいと思います。

い草のにおいであれば時間の経過とともに薄まる

い草のにおいは新品の新しいものが一番強く感じられます。しかし畳のい草のにおいは時間の経過とともにどんどん薄まっていきます。またにおいに慣れてしまうと感じにくくなることがあります。い草のにおいが好きという方には少々残念ですが、逆にはじめは不快に感じられている方も、少し時間をおいてみると気にならなくなるかもしれませんね。どうしても今すぐなんとかしたいと思った場合は、畳の表面を乾拭きし換気を行うことで強いい草のにおいを軽減できるでしょう。

い草以外のにおいがするときは

ここまで紹介したい草のにおいはおそらくそれほど強烈な不快感を持たれることはないはずですが、和室から今まで感じなかったにおいがし出した、和紙製や樹脂製などのにおいがしない畳なのに変なにおいがするという場合は、においの原因が別にある可能性があります。次に和室の不快なにおいの原因とその対処法についてご紹介したいと思います。

カビの臭い

い草から台所のシンクの下のようなにおいや、あまり使っていない押入れの中のようなにおいを感じたら、カビが原因になっていることが疑われます。普段使用していない、物置になってしまっているような閉め切った和室は特に注意が必要で、久しぶりに入ってみたらカビが発生していたなんてこともあります。特に和室の四隅や窓際など、湿気がこもったり雨水や結露で濡れてしまったりしやすい場所にカビが発生する可能性があります。定期的に窓を開けて換気をしたり、家具や荷物を動かしたりして風通しよくしておきましょう。またカビのにおいはくさいだけでなく衛生的にもよくありませんので、発生してしまった際には適切に対処しましょう。

次にカビの発生する原因について考えてみます。一般的に屋内のカビは酸素、温度、湿度、栄養分の4つが揃った時に発生するとされています。温度は20~30℃、湿度は60%以上、栄養分となる人の垢やほこり、食べかすがあるとカビが発生する好条件の環境になってしまいます。湿度に関しては、畳に使われるい草や藁が、湿気を吸収・放出する機能を持っていますので、室内に過度な湿気が溜まってしまうと畳にも影響します。特にぐんと湿度が上がる梅雨の時期は要注意期間になります。一度生えてしまうとなかなか完全に除去するのが困難なため、重度な黒カビにならないようにこまめに換気・掃除することをオススメします。

畳に付いてしまった汚れの臭い

次に考えられるにおいの原因は畳についてしまった汚れです。特に液体系の汚れは浸透してしまうと汚れそのものを見分けることが難しくなるため要注意です。食事の際の食べこぼしをはじめ、ペットの粗相なども見つけたらすぐに拭き取り清潔に保ちましょう。

原因を特定して対処しよう

しかし注意していてもついうっかりしてしまうこともあると思います。また経年につれて知らぬ間についてしまう汚れもあると思いますので、そういった場合の具体的な対処法についてもみていきましょう。

まずカビの対処法としては、雑巾やブラシを使ってのカビの除去と天日干しです。掃除機を使うと吸い込んだカビの胞子が飛び散ってしまう恐れがありますので注意が必要です。部屋を換気しできるだけ湿度を下げ、まずはカビの部分にエタノールをスプレーし10~15分放置。その後、乾いた雑巾で繰り返し拭き取ります。畳の目にカビが詰まっている場合には歯ブラシで優しく掻きだして拭き取りましょう。カビがある程度取れたら最後に乾拭きをして、濡れた部分をしっかり乾かしましょう。晴れた日に畳を天日干して畳本体をしっかり乾かすことも効果的です。

つぎに液体をこぼした時の対処法です。初期対応としてできるだけ早く、液体が浸透する前に拭き取ることが一番です。飲み物など液体はある程度雑巾で拭き取ったあとに、濡れた部分に小麦粉やベビーパウダーなど粉末をふりかけ残った水分を吸収させ掃除機で拭き取りましょう。ただ初期対応が遅れてしまったり、気付かずシミになってしまったり場合は、処置のしようがないこともあるため、諦めるざるを得ない場合もあります。

どうしてもにおいが取れないときは畳替えを検討しよう

頑張ってみたけどやっぱりよごれが残ってしまった。そんな時は思いきって畳の張り替えを検討されるのもひとつです。張り替えといっても畳全体を丸々新しいものに新調する方法のほか、畳表と畳縁を新調する表替え、いま使っている畳表の裏面を表にして張り直す裏返しなどがあります。畳の使用年数や、傷み具合によってベストな方法は異なりますので、業者に相談してみましょう。

まとめ

以上、畳のにおいと対処法についてご紹介してきました。畳の生活に慣れている方も、これから畳を使ってみようとお考えの方も、長く、快適に使うための知識としてぜひ参考にされてください。
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