襖のメリット・デメリットを知ってお部屋を快適に

襖のメリット・デメリット

襖のメリット・デメリット
今回は襖のメリットとデメリットを解説していきます。洋室が増えているとはいえ、畳があって襖もあるというおうちも多いと思います。普段あまり気にすることのない襖かもしれませんが、これを機に襖の役割を見直してもらえると嬉しいです。

襖の用途

襖の用途は主に3種類あります。

間仕切り

間仕切りは、部屋と部屋、部屋と廊下を仕切るのに使います。平安時代など、昔からよく使われている用途です。間仕切りの襖紙は、両面とも目につく機会が多いため、どちらもデザインにこだわる必要があります。例えば、和室と洋室の境目では、片面を和風なもの、もう片面を洋風なものにすることで、どちらの部屋から襖を見ても違和感なく溶け込めるようにできます。これは、扉ではなかなかできない襖のメリットです。近年の建物では、壁や扉が多くなり、以前より間仕切りとしての襖の数は減りました。しかし今でも和室の入り口として、重要な役割を持っていることは確かです。

押入れ

押入れは部屋と収納部分を仕切ります。クローゼットと異なり、襖はスライド式のものが多いため、幅をとらずにものを取り出すことができます。押し入れは、布団などを入れておくのに最適な場所です。それ以外にも、中を細かく区切って小物などを収納することも可能です。近年ではこちらの使い方をよく目にします。一度開けると、天井から床まで何が収納されているかが一目でわかるのも押し入れの良さです。

天袋・地袋

天袋は、書院造の和室でよく見られる天井についている収納スペースです。地袋は、床についている収納スペースです。押入れとの大きな違いは、高さです。押し入れは間仕切りとほとんど同じ高さの襖が使われているのに対し、天袋や地袋では小さいサイズの襖が使われています。大きい襖はどっしり構えた魅力がありますが、小さいものもデザイン性がよくお部屋に合います。ちなみに天袋には、季節ごとに使う小物などを収納するとよいでしょう。物を取り出すには、踏み台が必要な時もあり、日頃から使うものを入れておくと取り出すのに手間がかかってしまいます。また、特殊な使用例ですが、天袋にはエアコンを取り付けることもできます。このように天袋の持つ役割は、多岐にわたります。地袋は上に何もついていなかったら、椅子としても使うことができます。少し腰掛ける場所が和室にあったら便利ですよね。また、下にあるため、天袋よりも取り出すのが簡単です。日頃よく使うものなどを収納しておくと便利でしょう。天袋地袋ともに色々な使い方をすることができます。自分に合った使い方をしてみましょう。

襖のメリット

ここからは襖のメリットについて紹介します。襖は壁や扉にはない良さを持っています。

通気性に優れる

特に伝統的な組子襖などは、紙を重ねた構造になっています。そのため、通気性に優れています。また、内部に空気の層を持てるため、保湿性や断熱性もあります。襖は、四季の変化で気温湿度が移り変わる日本の気候に最適な建具なのです。

簡単に取り外せる

扉だとなかなか自分ひとりで取り外すことはできません。しかし、襖は一人で簡単に取り外すことができます。その結果、様々なことができます。例えば、襖を取り外し仕切られていた部屋を広く使うこともできます。また、逆に、大広間を襖で仕切り、寝室や客間などに分けて使うことも可能です。襖は簡単に取り外せるので、部屋を使うパターンを広げてくれます。他にも、簡単に取り外せるため、リメイクや修理も簡単にすることができます。場合によっては、自分でDIYをすることも可能です。

張り替えて雰囲気を変えることができる

扉だとデザインを変えるのは難しいですが、襖は簡単に張り替えることができるため、自分好みのデザインをその時々に合わせて選ぶことができます。近年は新しいデザインのものも多く見られます。特に「モダン」や「和モダン」のものは、洋室との相性も良く、カジュアルな和室を作れるので人気が高いです。気に入るデザインのものにかえてみるのもよいでしょう。この張り替え作業もやろうと思えばDIYを簡単に行えるためおすすめです。

襖のデメリット

襖のメリットを紹介してきましたが、デメリットも存在します。

破れやすい

襖は、一般的な扉よりも破れやすいです。襖は、紙でできているものも多いため簡単に破れてしまいます。小さな子供が引っかいたりして破ってしまうということもあります。注意が必要です。破れが気になる方は、襖紙のなかでも比較的破れにくい織物襖紙にするとよいでしょう。

すきま風が気になることも

扉だと「カチャ」と音がして閉まったことが確認できますが、襖はそうはいきません。閉めたと思っていても少しだけ開いた隙間から風が入ってくることもあります。家全体が古く歪みが出て、襖の建付けが悪くなってしまうとすきま風が入ってきやすくなります。寒い季節のお部屋のすきま風はお部屋の快適さを損ねますので注意が必要です。

襖が浮かない工夫

洋室と和室が混在する家では、襖が家の中で浮いてしまう心配があります。襖をお部屋のデザインとマッチさせるための一工夫を紹介します。

今どきのインテリアとギャップが少ない絵柄に張り替え

今は、「モダン」や「和モダン」といった柄の襖紙が数多く存在しています。これはカジュアルな和室を作るのに役立ちます。より、自分の好みや部屋に合う絵柄を選びましょう。

表裏でそれぞれ柄を変える

この方法は、特に和室と洋室の間にある襖におすすめです。和室側を伝統的なデザインのもの、洋室側をモダンなものにすることによって、和室にいても洋室にいても違和感なく過ごすことができます。和室のよさ、洋室の良さそれぞれを引き出せるのでおすすめです。

縁や引手を交換する

縁や引手を交換することで、さらに自分好みのデザインにすることができます。また、縁は交換しなくてもマスキングテープを貼るなどして簡単にリメイクすることができます。縁が変わるだけで、部屋の雰囲気は大きく変わりえます。現在の縁に満足いっていない方、変えてみたい方はぜひ挑戦してみてください。引手も意外と簡単に変えることができます。機能性やデザイン性、素材を考えて自分に合う引手を選んでみてください。

まとめ

襖は、間仕切り、押し入れ、天袋や地袋など本当に昔から日本の家屋のいたるところで使われてきました。それは襖に多くの魅力があったからです。襖内部に空気を保つことで、保湿性・断熱性に優れています。この特徴は、日本の四季による気候変化に適しています。他にも、通気性が優れる、簡単に取り外せる、デザインを容易に変更できるというメリットがあります。その一方、襖は破れやすく、すきま風が気になるという声もよく聞きます。いいところばかりではないのですね。また近年は、襖のデザインも多様化しています。モダンなものなど、洋室にマッチするものも豊富に存在しており、自分好みの襖に近づけるのもいいでしょう。
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