障子の役割とは?デザインの種類ときれいに使うコツもご紹介

障子の役割とは?デザインの種類ときれいに使うコツもご紹介

障子の役割とは?デザインの種類ときれいに使うコツもご紹介
日本では和室のイメージが強い障子ですが、近年では和モダンテイストな住宅が増え、リビングなどにも取り入れられることも増えてきました。実際に障子を取り入れる際、設置する場所や用途に合わせて選ぶことが大事です。今回は、障子の役割や種類などについて詳しく説明します。手入れ方法についても解説するので、参考にしてみてください。

障子の役割

和室や空間の仕切りとしておなじみの障子。障子に使われる障子紙は機能性にも優れ、お部屋の中に柔らかな光を取り込み、通気性に優れているなどのメリットがあります。最近では、あえてリビングの間仕切りとして障子が使われることも。さまざまな特性を理解し、住環境に合った取り入れ方をすると良いでしょう。

空間を仕切る

障子といえば和室の窓枠に使われているイメージが強いですが、お部屋の間仕切りとしても活躍します。特に現代の住宅では、リビングの一角に和空間が設けられた和モダンスタイルも増え、そのような空間の仕切りとして障子はぴったりです。もちろん、昔ながらの住宅ではお部屋と縁側の仕切りとして使われていることも多いでしょう。

外の光を取り込む

採光性に優れた障子紙は、外からの光を程よく取り込み、お部屋の中を明るく保ってくれます。ふすまや引き戸と違い、閉めてもお部屋の中が暗くならず、冬でも暖かく開放的な空間を楽しめるでしょう。直射日光のように眩しくないため、寝室などに取り入れるのもおすすめです。

ほどよく空気を通す

障子紙は通気性にも優れているため、外の空気を程よく室内に取り入れてくれます。そのため、障子を閉め切っていても空気がこもらず、暑い時期でも快適に過ごすことができるでしょう。室外との温度差が減ることで、結露防止にも役立ちますよ。障子の通気性にこだわる場合は、自然素材の手漉き和紙などが良いでしょう。

障子のサイズ

掃き出し障子や欄間障子など、障子を設置する場所によって適切なサイズは変わります。お部屋の大きさによってそれぞれ障子のサイズも変わってきますが、一般的なサイズを抑えておくと選びやすいでしょう。

掃き出しサイズ

天井から床まである大きいサイズのものを掃き出し障子と言います。横幅が90cmで高さ180cm前後が一般的なサイズですが、障子の設置場所や、賃貸、戸建てなどの住宅構造によってもサイズは変わってくるでしょう。

欄間

欄間(らんま)障子とは、一般的な障子の上にある欄間という狭い部分に設置する障子のこと。横幅は、メインの障子の幅と合わせることで綺麗に見えます。家の構造にもよりますが、縦幅は30~50cm前後が一般的でしょう。

障子の種類

障子には、組子やデザインを合わせてたくさんの種類のものがあります。お部屋の雰囲気に合わせた障子を選びたければ、組子の数を重視することが大事。障子をどのような目的で使うかによっては、デザイン選びも重要です。

組子による分類

組子の数が多い横繁障子や縦繁障子のほか、一般的な荒間障子など、組子には大きく分けて3つの種類があります。同じ障子でも、組子の数や間隔によって雰囲気は大きく変わります。一般的な和室に使われる障子が良いのか、少し個性的なデザインにしたいのか、組子を理解したうえで参考にすると良いでしょう。
横繫障子
横繋障子とは、横方向の組子が多く入っている障子のこと。古くから親しまれている荒間障子に比べるとより現代的で、仕切り障子として取り入れてもおしゃれです。組子の数が多いことから手入れは大変ですが、よりスタイリッシュな雰囲気にしたい時におすすめです。
縦繁障子
縦繁障子とは、縦方向の組子が多く入っている障子のこと。横繁障子とは雰囲気が大きく変わり、より趣のある見た目を楽しめます。特に黒の組子との相性が良く、大正ロマンな雰囲気にしたい方にはぴったりのデザインです。
荒間障子
荒間障子とは、組子の間隔が大きいタイプの障子のことで、一般的な日本住宅の和室にも良く使われています。組子の間隔が狭い横繫障子や縦繁障子に比べるとなじみ深く、さまざまなお部屋の雰囲気に合わせやすいデザインとして人気です。

デザインによる分類

障子には大きく分けて4つの種類があります。一般的に良く使われている水腰障子や、使い勝手良い腰付障子、外の景色を楽しめる雪見障子・猫間障子など、それぞれに特徴やメリットがあります。設置場所やお部屋の雰囲気に合わせた障子を選べるよう、4つの種類を覚えておくと良いでしょう。
水腰障子
水腰障子とは、障子の下部分に「腰板」と呼ばれる木製の板が付いていない障子のこと。貼り付ける障子紙の面積が広いことから、光を取り入れやすく、部屋を明るくしてくれるメリットがあります。日本の住宅で取り入れられている最も主流なデザインで、なじみ深い方も多いでしょう。
腰付障子
水腰障子と対照的に、障子の下部分に30~35cmの腰板がついているタイプのこと。昔は雨風から障子紙を守るために作られたものでしたが、現代の住宅でも取り入れられています。下部分が板になっているため、足や掃除機をぶつけても破ける心配がないというメリットもあります。
雪見・猫間障子
雪見障子は、普通の障子のように障子紙が全体的に貼られておらず、下半分はガラスとなっています。障子を閉めても閉鎖的にならないことや、視線を遮りつつ外の景色も楽しめるという特徴があります。 猫間障子は、雪見障子のように下半分はガラスになっていますが、外側にスライド式の障子が付いているため、手動で開閉することが可能。スライド式の障子を開けて外の景色を楽しむこともできますし、全部閉めることも可能です。かつては内側にガラスが取り付けていなかったため、猫の通り道となっていたことから猫間障子と名付けられたと言われています。

障子を長くきれいに使うコツ

障子を長く使う場合、定期的なメンテナンスは欠かせません。と言っても、障子は窓のように拭くこともできず、メンテナンスと言われてもピンとこない方が多いかもしれません。障子を長く使うコツは、定期的な障子紙の張り替えのほか、桟や敷居・鴨居を常に綺麗な状態にしておくことです。それぞれ掃除方法があるので覚えておきましょう。

障子紙は定期的に張り替えを

障子の張り替え目安は約3~4年と言われています。3年以上使用していると、気づかないうちに障子紙が変色したり劣化したりしている場合があるので、定期的に点検しておくようにしましょう。また、障子紙がところどころ破けていたり穴が広がっていたりする箇所がある場合、程よい通気性や間仕切りという障子本来の役目を果たせなくなる場合があるので、その際は寿命に関わらず張り替えを行うようにしましょう。

桟のホコリを払う

障子のなかでも、桟は意外と汚れやすく、近くで見てみるとホコリが溜まっていることも。障子紙に近く、気軽に掃除できる部分ではありませんが、気が付いた時に手入れをしておくと良いでしょう。障子紙を破いてしまう恐れがあるので、歯ブラシやハンディ掃除機などを使用するのはNG。小さめのはたきなどを使い、優しくホコリを払うようにしましょう。隅などの細かい場所は、筆などを使うと良いですよ。

敷居・鴨居を掃除する

敷居と鴨居とは、障子そのものをはめこむ部位のことで、下部分が敷居、上部分が鴨居と呼ばれています。敷居を掃除する場合は、障子を開けた状態で掃除機などを使ってゴミを吸い取ると良いでしょう。溝の細かいゴミには歯ブラシや爪楊枝などを使うのがおすすめです。鴨居については、乾いた布などを使って優しく拭き、ホコリなどを払うようにしましょう。

桟は乾拭き

上桟や中桟、下桟についても、乾いた布などを使用して優しく乾拭きするようにしましょう。障子の枠は木でできているため、水拭きだとシミになる可能性があります。上から下に向かって丁寧に乾拭きするようにしましょう。

まとめ

日本人に古くから親しまれている障子は、和を感じさせる見た目だけでなく、通気性や採光性など機能面にも優れています。お部屋の大きさに合わせたサイズのものを選び、定期的なメンテナンスを行って長く綺麗に使うようにしましょう。リビングや寝室に取り入れるのもおすすめですよ。
タタミズキ

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